京都ツアー、大学・研究機関イベント情報

2024年01月04日

京都人類学研究会1月例会

シンポジウム
「情動と仮想空間―感覚を通じた距離と共在の再考」
科研費基盤研究B(21H00650)「仮想空間における宗教的遠隔治療に関する情動・感覚の文化人類学的研究』
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21H00650/
(共催:京都人類学研究会、イタリア東方学研究所(ISEAS))

【開催日時】
2024年1月27日(土)
論じる 12:30開始(12:15開場)〜18:50終了
経験する 19:00開始〜21時終了(延長可能性あり)

【プログラム】
論じる
12:30-12:40:挨拶、趣旨説明(京都大学大学院人間・環境学研究科 De Antoni Andrea)
12:40-13:25:名城大学 外国語学部 国際英語学科 津村文彦
「5Gで呪術はすぐに効くようになった-タイの呪師のオンライン実践と感覚経験」
13:25-14:10:慶應義塾大学理工学部 井本由紀
「つながりの場、あるいは<生>としての“4th Place”-仮想空間における情動の学び」

<14:10-14:30:休憩>

14:30-15:30:ブック・ローンチ:『聖なる自己-カリスマ派の癒しの文化現象学』(水声社)の紹介と著者へのインタビュー(ハイブリッド形式)
翻訳監修者(対面):川崎医療福祉大学 医療福祉学部 飯田淳子
           成城大学文芸学部 川田牧人
          大阪大学グローバル・イニシアティブ・センター 島薗洋介 
著者(オンライン):カリフォルニア大学サンディエゴ校 トーマス・J・チョルダッシュ(Thomas J. Csordas)

15:35-16:20:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 高田明
「社会的距離と感情-グイ/ガナの場所をめぐる物語りの分析から」
16:20-17:05: 滋賀県立大学人間文化学部人間関係学科 高梨克也
「相互行為と他者の情動-プラグマティズムの系譜から」

<17:05-17:20:休憩>

17:20-17:45:コメント:東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 西井凉子
17:45-18:05:コメント:早稲田大学教育・総合科学学術院 伊藤守
18:05-18:50:総合討論

経験する
<18:50-19:00:西部講堂へ移動>
19:00-20:15:交流会
20:15-21:00:ライブ( 松田美緒)

【要旨】
本シンポジウムでは、仮想空間を通したやりとりにおける情動について考える。媒体を通じた遠隔での相互作用に焦点を当てることは、仮想領域が情動や知覚によって形成し形成される過程を浮き彫りにするだけでなく、従来の距離と共在の概念の再考を促すものである。そのためシンポジウムでは仮想空間をめぐる様々な文化人類学的事例だけではなく、対面空間における身ぶりと認知、環境との呼応といった問題も射程に入れ、情動、感覚、知覚によって「他者と共にいる」という経験が距離との関連の中でいかに生まれるかを検討する。それにより、仮想空間における情動、経験、および知覚のダイナミクスを探究すると同時に、これまで文化人類学で余り論じられてこなかった「距離」の理論化について考える。

このシンポジウムは「論じる」と「経験する」という二つの部分に分けられている。前者「論じる」部分では従来のシンポジウム形式で研究者がテーマについて学問的に論じるが、後者の「経験する」部分は参加者がシンポジウムの中核テーマを感覚を通じて探求する。前半と後半を通じて、テーマについてのより包括的な理解を目指している。


【開催方法】
対面(ブック・ローンチのみZoomと会場のハイブリッド開催)
会場:京都大学吉田南1号館1共01

【参加登録】
Peatixのイベントページからご登録をお願いいたします。
https://kyojinken-iseas202401.peatix.com/
(登録締切目安:2024年1月26日(金)正午)

Peatixをはじめてご利用の方は、お手数ですがこの機会にログイン画面より「新規登録」に進み、アカウント作成をお願いいたします。
メールアドレスを入力し、ご自身でパスワードを設定していただくことでアカウントを作成していただけます。
※参加チケットを購入していただくと、研究会参加のための情報がいつでもマイページで確認できます。
※一度Peatixに登録していただくと、次回からの京人研の例会だけでなく、関連分野の他のイベントの情報についても受け取ることが可能です。
※研究会参加にあたりなんらかの配慮等を必要とされる場合は、1月11日(木)ごろまでに京人研メールアドレスまでご相談ください。当研究会は大学院生による自主的な活動であるため、特に予算や専門性が必要な配慮の要請については十分な対応が難しい場合もございますが、可能な限りの対応を検討したいと考えております。
※アーカイブは「論じる」のみとなります。お申し込みいただいた皆様に、後日Peatixを経由してお送りいたします。

【参加費】
「論じる」のみ:無料
ハイブリッド形式でブックローンチに参加をご希望の方は、必ずこちらにお申し込みをお願いします。

「論じる」+「経験する(交流会)」参加:1,000円程度
参加人数の把握のため、「経験する」のパートに参加をご希望の方はこちらにご登録をお願いいたします。参加登録は無料で、当日現地での支払いとなります。「論じる」のパートにも自由にご参加いただけます。

【注意事項】
Zoomに関する技術的なサポートは主催者側では対応致しません。あらかじめご了承ください。
電子媒体で配布されるレジュメ等は手元にとどめ、無断で転送・転載等は行わないでください。

問い合わせ先:京都人類学研究会事務局
代表 デ・アントーニ アンドレア、学生幹事代表 森口武・続木梨愛(kyojinken.official@gmail.com)
  

Posted by 株式会社CSセンター at 16:08大学・研究機関イベント情報