京都人類学研究会8月例会を以下の要項で開催いたします。
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【タイトル】「環境のなかに「住まう」こと〜生き物(いきもの)がつむぎ、つむがれる世界へ〜」
【開催日時】2021年8月21日(土)14:00開会(13:45開場)~17:00閉会
「趣旨説明」14:00〜14:05
1. 河崎 涼太(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士2年/例会担当学生代表)
【発表者】
14:05〜14:25
2. 能作 文徳(建築家、東京都立大学・准教授)「太陽・土壌・廃棄物の絡まりとしての建築」
14:30〜14:50
3. シンジルト(熊本大学大学院人文社会科学研究部・教授)「定住化するチベット高原牧畜民の現在(仮)」
14:55〜15:15
4. 岸上 伸啓(人間文化研究機構・理事、国立民族学博物館・教授(併任))「ホッキョククジラとともに生きるアラスカの捕鯨民イヌピアット—変化し続ける人間と生き物の関係性」
15:20〜15:40
5. 西江 仁徳(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・日本学術振興会特別研究員RPD)「チンパンジーの/と共に環境を探索する」
=休憩=
15:45〜15:55
【コメンテーター】
15:55〜16:10
岩谷 彩子(京都大学大学院人間・環境学研究科・准教授)
16:10〜17:00
総合討論
【開催方法】zoomによるオンライン開催
※事前の参加登録が必要です。詳細は下記をご覧ください。
要旨:今日、ひとと環境の関係が問い直されています。私たちは、自然を保護する存在なのか?それとも、自然の一部なのか?あるいは、ひとと自然という区切り自体が、もはや意味をなさないのでしょうか?本研究会では、環境内存在として、環境と一体であるひとを再構想する英国人類学者のインゴルドの議論に着目し、他の存在との調和や応答から成り立つ動態的な生物の世界、すなわち「住まう視点」の検討を通じて、ひとと環境の関係、そこでの「生」のあり方を見つめ直します。ひとの住まいをつくる建築、モンゴルにおける牧畜、極北での狩猟採集、タンザニアの野生といった、一見バラバラな生物と環境との関係からみえてくるのは、どのような「生」のあり方でしょうか。フィールドに根ざした確かな声に耳を傾けてみましょう。
参加登録:以下のフォームからご登録をお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZHDllvrlew1Ey2B2zp0l3PfcEdkKig9S5UgrV8QPSLcXQFA/viewform
※登録締切 2021年8月20日(金)正午まで
※入力内容を送信後、自動返信メールにてZoom研究会参加のためのリンクをお知らせします。
自動返信メールが届かない場合、メールアドレスが間違っている可能性がありますので、お手数ですがもう一度ご入力ください。
(なお、研究会開催の前日にも再度リマインドのメールをお送りしますので、リンクはそちらでもご確認いただけます。)
備考:
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。
* どなたでも自由に参加いただけます。
*今回はZoomでの開催となるため資料代はいただきません。
*講演会後の懇親会はございません。
主催:
京都人類学研究会
問い合わせ先:
京都人類学研究会事務局:2021kyojinken@gmail.com
京都人類学研究会2021年度運営委員 代表 中村沙絵、学生幹事代表 石内良季