京都人類学研究会1月例会開催要項

株式会社CSセンター

2020年12月21日 16:53

「生の外側に触れる―アフェクトゥスから問う人類学」

開催日時:2021年1月10日(日)13:30開演(13:15開場)~16:30

開催方法:zoomによるオンライン開催
 ※事前の参加登録が必要です。詳細は下記をご覧ください。

プログラム:
13:30~13:40 趣旨説明(司会:岩谷 彩子、京都大学)
13:40~13:55 報告①西井 凉子(東京外国語大学)
        「エスノグラフィと創造性-生の潜在性から思考する」
13:55~14:10 報告②箭内 匡(東京大学)
        「個体性から自然、そして「外」へ
               ―結晶的描写としての民族誌/人類学」
14:10~14:20 休憩
14:20~14:30 コメント①久保 明教(一橋大学)
14:30~14:40 コメント②中谷 和人(京都先端科学大学)
14:40~14:50 コメント③石井 美保(京都大学)
14:50~15:30 報告者の応答とコメンテーターとの議論
15:30~15:35 休憩
15:35~16:30 全体討論

要旨:
 「情動」ないし「アフェクト」の概念は近年、人類学でも広く使われるようになってきた。
論文集『アフェクトゥス』の刊行を契機に企画される本研究会では、同書での議論を背景としつつ、「アフェクトゥス」(「アフェクト」はスピノザのこの言葉に由来する)の概念によって切り開かれる人類学的および民族誌学的パースペクティブに関して、触発的な討論を行う場としたい。
 世界の中の事物が相互に「アフェクト」しあう状況の意味を実感するには、2020年春先から、0.2ミクロン以下の微小な身体による不可視の活動が、私たちの日々の行動様式、そして社会全体のあり方を根底から揺さぶってきたことを思い起こせば十分である。人間は身体として世界に内在する。
 身体と世界とのそうした内在的関係――そうした関係は同時に我々を「生の外側に触れる」ようにも導く――を考えることは、「フィールド」に立脚する人類学・民族誌学にとって根本的な営為であるはずである。

関連URL:https://kyoto-up.or.jp/books/9784814003082.html
※ 西井凉子・箭内匡編『アフェクトゥス―生の外側に触れる』(近刊)の内容紹介ページ(京都大学学術出版会ウェブサイト)

参加登録:以下のフォームからご登録をお願い致します。
     https://bit.ly/2VXpm52 ※登録締切 2021年1月9日(土)正午

※入力内容を送信後、 自動返信メールにてZoom研究会参加のためのリンクをお知らせします。
自動返信メールが届かない場合、メールアドレスが間違っている可能性がありますので、お手数ですがもう一度ご入力ください。
(なお、研究会開催の前日にも再度リマインドのメールをお送りしますので、リンクはそちらでもご確認いただけます。)

備考:
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。
*参加希望の方は、事前に上記のGoogleフォームにて登録をお願い致します。
どなたでも自由に参加いただけます。
*今回はZoomでの開催となるため資料代はいただきません。
*講演会後の懇親会はございません。

主催:
京都人類学研究会

問い合わせ先:
京都人類学研究会事務局:2020kyojinken@gmail.com
京都人類学研究会2020年度運営委員 代表 岩谷彩子、学生幹事代表 呉人花

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